理念・挨拶


施設長挨拶

当院は、児童福祉法に基づく児童福祉施設の一つです。様々な事情によって、家庭で育てることができないお子さん(主に生後1歳頃までの乳児を対象としますが、必要がある場合は就学前までの幼児も可)をお預かりし、24時間365日を通して養育しています。この時期のお子さんは、人の育ちにおいて とても重要な時期ですので、お子さんが安心して健やかに育つよう に、専門スタッフがチームで力を合 わせて大切に育てています。また、お子さんができるだけ早く家庭へ帰ることが出来るよう児童相談所 や市町村等と連携しながら保護者への支援も行っています。

一方、家庭へ帰ることが出来ないお子さんが家庭と同様の環境で養育される社会環境を用意するため、 里親を受け入れていただく 家庭を増やすことや子どもを養育している里親さんを支援することに取り 組んでいます。

この他、地域社会で子どもを育て、家庭を支えていく「社会的養育」を推進していくことが求められ ている中で、乳児院が備えている専門的機能を地域支援に活かす各種子育て支援事業の実施や市町村に おけるソーシャルワーク機能との連携を図っています。

平成28年の改正児童福祉法は、子どもが権利の主体であることを明確にし、「社会的養育」の充実とともに「家庭養育優先」の理念を明確にしました。これにより、乳児院には、従来からの専門的養育機能に加えて、社会的養育の一端を担う新たな役割が期待されています。このため、全ての子どもさんの最善の利益が守られるよう引き続き高機能化・多機能化に取り組んで参ります。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

理念

私たちは、「児童福祉法の理念」と赤十字思想の基本である
「人道・博愛の精神」を規範として、 子どもたちの人権と最善の利益を守り、
心身ともに健やかな成長を目指した保育に取り組みます。
また、地域と連携して、
施設機能を活用した各種子育て支援を推進します。

基本方針

1

幼い命を預かる施設として、児童の安全と健康を守るため、最善の努力を払います。また、子どもが権利の主体であることを胸に刻み、子どもの人権擁護に万全を尽くすとともに、基本的生活習慣・適切な医療・個別性・愛着形成などに配慮した保育を実践します。

2

小規模グループケアのオールユニット化により家庭的養育環境を整えるとともに、院内及び地域行事への参加、買い物体験などの外出や遠足、ホストファミリーとの交流など様々な体験を通して、楽しく社会性が身に付くよう支援します。

3

家庭養育優先の理念に基づき、保護者との信頼関係を築きながら、入所児の早期家庭復帰の取り組みを推進するとともに、包括的な里親支援にも積極的に取り組みます。

4

乳児院の持つ特性や専門性を活かして、関係機関との連携を図りながら、各種の子育て支援事業を推進し、地域の子育て支援の拠点としての機能を担います。

5

私たち職員は、福祉に携わる者としての自覚を持ち、教育訓練や研修等を積み重ねることにより、人間性(特に倫理観)や専門性を高めるよう努力します。

個人情報保護方針

日本赤十字社における個人情報の取り扱いについて

日本赤十字社では、赤十字運動が皆さまの多大なご支援ご協力のもとに成り立っていることを深く認識し、個人の人格を尊重する理念の下、業務上知り得た全ての個人情報を下記のとおり取り扱い、皆様の信頼に応えていきます。

1. 個人情報の利用目的明示と使用について
日本赤十字社が個人情報を収集する場合には、必ず目的を明示し、皆さまご自身の意思の下に情報をご提供いただきます。また、ご本人の承諾がない限り、利用目的以外に個人情報を使用することはありません。
2. 個人情報の第三者提供について
個人情報はご本人の承諾がない限り、第三者に提供することはありません。 なお、特定個人情報については、この限りではありません。
3. 個人情報の開示、訂正、追加または利用停止(削除)について
お申し出があった時は、 ご本人であることおよびその理由を確認し、 登録された情報の開示、訂正、 追加または利用停止(削除)を行います。
4. 適用除外について
日本赤十字社では、皆様の個人情報を上記のとおり取り扱いますが、
  1. (1)法令に定めがあるとき
  2. (2) 本人または第三者の生命・身体及び財産の保護のために必要がある場合であって、緊急かつやむを得ないとき
のいずれかに該当するときは、上記の取り扱いを適用しない場合があります。
5. 関係法令、ガイドライン等の遵守について
個人情報保護法特定個人情報の取扱いに関する法令および関係ガイドライン等にのっとり、個人情報を適正に取り扱います。
6. 個人情報の安全管理について
日本赤十字社は皆さまからお預かりした個人情報について、漏えい、滅失またはき損を防止するために、日本赤十字社の保有する個人情報保護規程ほか、社内規定に基づき厳重な安全管理対策を 実施します。
なお、業務遂行上、 やむを得ず個人情報の取り扱いを外部に委託する場合には、日本赤十字社の監督の下で十分な安全対策が確保できる業者と契約を締結の上、委託します。
7. お問合わせについて
日本赤十字社における個人情報の取り扱いに関してご質問などがある場合は、松本赤十字乳児院(TEL.0263-31-5203 平日9:00~17:00)までご連絡ください。

松本赤十字乳児院における個人情報について

当院は、個人情報を下記の目的のために利用させて頂いており、その取り扱いには細心の注意を払っております。
個人情報の取り扱いについてお気づきの点は、窓口までお気軽にお申し出ください。

≪当院における個人情報の利用目的≫
1. 養育実務
  1. (1)当院における養育記録・養育検討用資料の作成
  2. (2) 児童相談所や他の児童福祉関連機関との情報の授受
  3. (3) 医療サービスを受ける場合、外部医師等から所見・助言を求める場合、 医療機関からの照会に対して回答する場合
  4. (4) ご家族への養育状況報告
2. 当院の管理運営業務
  1. (1) 会計・経理上
  2. (2) 事故等の報告
  3. (3) 入所・退所等の管理
  4. (4) その他、院内における管理運営業務に関する利用
    1. ① 社会福祉施設総合保険等に係る届出
    2. ② 養育サービスや業務の維持・改善のための基礎資料
    3. ③ 養育サービスの質の向上を目的とした院内における事例研究養育サービスの質の向上を目的とした院内における事例研究養育サービスの質の向上を目的とした院内における事例研究
    4. ④ 院内において行われる学生実習への協力
    5. ⑤ 「外部監査機関」から情報提供を求められたとき
    6. ⑥ 日本赤十字社長野県支部への事業報告
〔 付記 〕
  1. 1. 上記のうち、他関連施設への情報提供について同意し難い事項がある場合には、その旨をお申し出ください。
  2. 2. 申し出がない場合には、同意頂けたものとして取り扱わせて頂きます。
  3. 3. 上記につきましては、お申し出頂ければいつでも変更や撤回ができます。

苦情対応

皆様の声をお聞かせ下さい

私たちは、乳児院の施設を皆様に気持ち良く利用して頂けるよう、皆様からのご意見・ご要望・苦情などを求めています。
お気軽に、所定のボックスに投書していただくか、あるいはスタッフに直接お声かけ下さい。
当施設に直接表明しづらい場合には、第三者委員の連絡先が玄関に掲示してありますので、そちらまでご連絡ください。

皆様からいただいた声は、当施設の「苦情解決委員会」で(必要に応じて第三者委員を交えて)対応策や解決策を協議し、施設を挙げてその改善に取り組みます。
また、いただいた苦情の内容や改善策等につきましては、このホームページ上でご報告するとともに、当施設を訪問頂いた方の目に留まる場所(玄関の掲示場所等)に掲示いたします。